ちょっと前にラーメン二郎について触れました。
3月に京都に寄ったときに、ラーメン二郎京都店に行こうとしたのですが、不運にも臨時休業で行けなかったのです。
ラーメン二郎とは、主に関東圏に店舗を持つラーメン店のことです。
東京都港区の三田本店が第一号の創業店で、支店はその暖簾分けといった形で各地に店を構えています。
二郎の特徴はそのボリュームにあります。
ラーメンの大きさは多くの店では「小」か「大」の2つから選べるのですが、「小ラーメン」でも麺は一般のラーメン店の1.5倍~2倍程度というかなりの量があります。
店ごとにラーメンの大きさや追加トッピング、味付け、麺、スープ、野菜などが大きく異なることも特徴です。
また最近では関東圏以外にも出店をしており、新潟・会津若松・仙台・札幌・京都にも店舗があります。
高校1年か2年のときに横浜関内店に行ったのが私にとっての初めての二郎でした。
それより前からインターネットで二郎のことは知っていたのですが、興味本位で食べてみたくなってみたのです。
当時の感想としては、独特の豚骨醤油スープに茹でた野菜、ニンニクの塊という奇ッ怪なラーメンに度肝を抜かれました。そして「もう二度と食べないだろう。」と思いました。
しかし、数ヶ月経つと「あの奇ッ怪なラーメンが食べたい。」という不思議な衝動に駆られるようになりました。
それからはもう、私はラーメン二郎のすっかり虜になってしまったという訳なのであります。
・横浜関内店(小豚ラーメン:840円)
ラーメンの上に載っているのが「野菜」で一番てっぺんにあるのが「アブラ」です。
ラーメン二郎ではトッピングはラーメンが茹で上がったときに店員の方から「ニンニク入れますか?」と尋ねられるので、そのときに自分でお願いをします。「野菜」「アブラ(背脂)」「ニンニク」「カラメ(味を濃くする)」の4つが基本的なトッピングで「少し」「マシ」「マシマシ」など量を指定します。
この注文のことを二郎ファン(ジロリアン)の間では「コール」と言ったりします。
関内二郎の魅力は何と言っても"@"形の豚(チャーシュー)です。これが柔らかくて美味そのもの。
実は横浜関内店は二郎の中でも麺の量が標準より少し少ないぐらい。もっと大容量なお店があります。
・神田神保町店(小豚ラーメン:800円)
神保町二郎は小ラーメンでもかなりの麺量があります。食べても食べてもなくならないかと思われるぐらいに……
また、ここは二郎の中でも人気店なので、お昼どきには1時間以上も並ぶことが多いです。長時間待った後に食べる1杯には何物にも代え難い充足感があります。
先ほども申し上げた通り、二郎は関東以外にも店舗がありその一つが仙台店です。
私は昨年の12月の下旬にTwitterのフォロワーの方2名とここを訪れました。
・仙台店(小ラーメン:690円)
店内に入るまでは1時間程かかりました。季節柄夜の吹き曝しの中待つのはかなり辛いものがありましたが、それもあって格別においしかったです。
ネット上ではラーメン二郎のことを「怖いお店」「初見には厳しい」などという意見も散見されますが、私は全くそうは思いません。
確かに他のラーメン店と比べて特殊なところはありますが、「普通のラーメン屋さんの一つ」として認識していただければいいと考えます。ただ、これから始めて行くという方は誰か行ったことのある方と一緒の方がスムーズに安心して楽しめると思います。
胃袋と好奇心に自信のある方は、是非黄色い看板をくぐられてみてはいかがでしょうか。