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日本科学未来館「デザインあ展」に行った話

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夏休み最後の日という訳でやり残したことをしようと思い台場の日本科学未来館で開催されている「デザインあ展」に行った。

りんかい線東京テレポート駅から日本科学未来館までは徒歩で行く。

 

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日本科学未来館は2001年に開館した先端科学技術に関する科学館で、運営主体は国立研究開発法人科学技術振興機構である。館長は元宇宙飛行士の毛利衛氏である。

常設展は「世界をさぐる」「未来をつくる」「地球とつながる」の3つのエリアから構成されており、科学技術との交流できるような展示となっている。

 

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企画展の入場料(常設展にも入場可能)は18歳以上で1600円。

私はよく美術館に行くのだが、キャンパスメンバーズ制度の適用された後の国立新美術館国立西洋美術館の企画展の入場料が1000円~1200円だということを考えると少し割高だった。早速館内に入る。

 

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今回の私が未来館に来た目的がこの「デザインあ展」である。

デザインあ」はNHK Eテレで2011年4月から放送されている番組である。 

 「デザインあ」は、私たちの身の回りに当たり前に存在しているモノを
こうした「デザイン」の視点から徹底的に見つめ直し、斬新な映像手法と音楽で表現。
こどもたちに「デザインの面白さ」を伝え、
「デザイン的な視点と感性」を育む一歩となることをめざしています。

www.nhk.or.jp

 

番組構成を監修するのはグラフィックデザイナーの佐藤修、映像担当はインターフェースデザイナーの中村勇吾、音楽担当はコーネリアスである。

この番組は2012年のグッドデザイン大賞にも選ばれており以下のような評価を得ている。

デザインというテーマを子供向けの番組として組み立てたという点が革新的であり、日本のデザイン教育に対するインパクトと意義は大きい。表現においては、デザインとそれにまつわるクリエイティブな視点を、モーショングラフィクスとサウンドデザインを駆使し、プロをもうならせる高い完成度で表現している。

www.g-mark.org

 放送時間はEテレでは毎週土曜日の7:00~7:15、BSプレミアムでは毎週木曜日の11:15~11:30である。

ここまで番組の概要を大雑把に紹介したのだが、実は私は今までこの番組を観たことが全くなかった。何も勉強もしないままいきなり突撃するのは少し不安ではあるが、とにかく入場する。

デザインあ展は「観察のへや」「体感のへや」「概念のへや」の3つに展示エリアが分かれている。

 

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入場してすぐに見える展示。乳首ではなく「チューブの『あ』」という展示である。まずはじめの「観察のへや」に入る。

 

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「つめられたもの」という展示。色々な容器に詰められたお弁当である。

 

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「たまごの変身」という展示では同じ卵でも調理の仕方で様々な姿に変化するということが見えるようになっている。

 

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「かんばん『あ』」という展示では街中にあふれる看板の「あ」のフォントを集めて紹介している。商店街のお店の看板のフォントは手書きの独自のものである場合が多く、眺めていても飽きない。

 

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展示エリアを奥に進むと「体感のへや」という四方360°をスクリーンで囲まれた部屋がある。番組のテーマ曲に合わせて「あ」の文字がモーショングラフィックスによって映し出される。最近こういう「プロジェクションマッピング」みたいな映像が流行ってますよね。

 

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「体感のへや」を抜けると最後の「概念のへや」に入る。

これは「じかんのかたち」という展示で漫画のコマや、駅の時刻表など時間を表現する様々なかたちをデザイン化している。

 

ここまで一通り「デザインあ」展を見た感想は、結論から言ってしまうとテレビの本放送を見ていなくても十分に楽しめた。というよりも、今まで番組を見ていない人に向けてのPR的な側面もある企画なのだと思った。

こういう大人も子どもも楽しめるような興味深い番組を作ることができるのはNHKだけだと思い公共放送の本気を感じた展示企画だった。