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今回は先月に神奈川県逗子市にある「神武寺」に行った話である。
品川と三浦半島の浦賀・三崎口を結ぶ京急線の金沢八景駅から分岐し新逗子まで結ぶのが京急逗子線である。逗子線の神武寺駅は終着の新逗子駅の1つ手前である。
神武寺駅の北西にはアメリカ海軍の池子住宅(正式名称:池子住宅地区及び海軍補助施設)の敷地であり、池子住宅の居住者専用の改札口がある。
私がこの駅に降りたときも米軍の関係者らしき人が改札口に向かっていくのを見た。
神武寺駅前は車通りの多い道路が走っているが大きな商店はほとんどない。
駅前の道路を北東に向かって歩き、右に折れると逗子市立逗子中学校の前に出る。中学校の前を過ぎると道はいきなり山道になり、森の中へと入っていく。
急な山道を10分程歩く。私が行ったときは雨が降った後だったので道がぬかるんでいて歩きづらかった。山道を登りきると神武寺の薬師堂(本堂)に着く。
724年に聖武天皇の命で行基が十一面観音・薬師如来・釈迦如来の仏像を奉じて祈祷道場として開基されたのが始まりである。
1590年に豊臣秀吉の小田原平定の余波を受けて山内の殆どを焼失し次第に衰退していった。
江戸時代に入り、徳川幕府の支援を受けて復興したが1834年に再び大火を受けた。
私は逗子の山の中に小さな寺があることは知らなかった。隣の鎌倉の寺社や横須賀の街とは違って殆ど知られていない場所であるので、そのような有名なスポットに飽きたらず探検気分を味わいたい方にはおすすめである。
それでは今回はこの辺で。