Cyndi Sui(シンディ・スイ)というアーティストをご存知だろうか。
フィリピン生まれ、タイはバンコクを拠点に活動するプロデューサー&アーティスト、Cyndi Seui (シンディ・スイ)。2000年から音楽家としての活動を開始した彼は、2005年のアルバム『Micro Bitz Life』でアーティストとして本格デビュー。そのキャッチーなセンス溢れるインディポップ・サウンドが本国で評価され、2007年のアルバム『My Name Is DOS』ではその極上でマニアックな80sシンセ・サウンドを確立させ、その名を国外にも轟かせ始める(2008年には日本の伝説的グループ、フリッパーズ・ギターのトリビュート・コンピにも参加し、名曲「Coffee Milk Crazy」のナイスカヴァーが、一部の日本のファンにも人気を博しました)。
http://www.productiondessinee.com/catalog/pdsp021_cyndi_seui/
以上が彼の来歴である。
僕が彼の名前を知ったのはこの曲を見つけたことが始まりである。
これはYMCKという日本のチップチューン・アーティストグループがカヴァーしたSuiのDisko Kitschという曲である。
このYMCKも8bitサウンドをメインとした曲を多数リリースしていて是非ともおすすめしたいアーティストである。
それで、こっちが原曲のDisko Kitschである。
ストリーミングサービスはこういうとき、とりわけ聴いている曲のカヴァー曲を瞬時に探すことがができるのも便利な点の一つだと思っている。
Spotifyは無料登録をするだけですべての楽曲を聴くことができるので(途中の広告あり)、無料登録だけしておいても全く損はないと思う。有料会員として月額980円支払えば広告なしですべての機能が広告なしで使える。僕は有料会員として1年上利用しているがもう便利なことこの上ないのでもうSpotifyのない生活は考えられなくなっている。
以上、Spotifyの宣伝でした。
話を戻そう。
僕がDisko Kitschに惹かれた理由は80年代テイストの妖艶なメロディだ。イントロから一気に「ディスコ・キッチュ」の世界に引き込まれることは間違いない。
何よりこの曲を作っているのがフィリピン生まれでバンコクを拠点に活動する東南アジアのアーティストであることが興味深かった。これまで私は東南アジアの音楽というと漠然と演歌のようにレトロなものとかそれこそ伝統芸能のような音楽という漠然とした印象しかなかったため、Suiのようなスタイリッシュな音楽を作るアーティストがいたことについては新鮮な思いがした。
インターネットは思わぬ形で世界中の音楽やそのアーティストたちの下へと連れて行ってくれるのである。
それでは今回はこの辺で。