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横浜の中心部を貫く核シェルターみなとみらい線

横浜高速鉄道みなとみらい線横浜駅から元町・中華街駅までの4.1kmを結ぶ鉄道路線である。

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路線図・みなとみらい線公式HPより

初電の横浜発元町・中華街行以外は全ての列車が横浜から東急東横線に相互直通乗り入れ運転を行っており、また渋谷から東京メトロ副都心線、その先の東武東上線西武池袋線秩父線とも相互直通乗り入れ運転を行っている。

 

みなとみらい線の計画は1967年に当時の横浜市交通局が市営地下鉄2号線として北幸町(横浜駅)-山下町(山下公園付近)の鉄道敷設免許を取得したことに始まる。

かつては東神奈川駅付近で国鉄横浜線との直通になるはずだったが、国鉄末期の資金難により頓挫し、横浜市からの申し入れを受けて東急電鉄への直通に変更されたという経緯がある。当初の神奈川新聞の報道では1995年に開業という予定だったが横浜駅の地下化工事の難航により大幅な遅れが生じ、2004年2月1日に全面開業した。

なお、みなとみらい線の直通運転開始に伴い東横線の横浜-桜木町間は2004年1月30日をもって廃止された。なお、首都圏の鉄道路線で廃止になった路線は2019年現在ここが最後である。

 

元々みなとみらい線が通っている地域は海を埋め立てによってできた土地なので、地盤が弱い。そのため線路は比較的地下深い場所を走っているのである。

そのため、みなとみらい線の駅は穴倉のような核シェルター的な雰囲気を持っている。「元町・中華街駅」と「新高島駅」はそれがより顕著に見える駅である。

 

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元町・中華街駅の連絡通路

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元町・中華街駅のプラットホーム階へ向かう入り口

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元町・中華街駅のプラットホーム

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元町・中華街駅のプラットホーム

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新高島駅のプラットホーム

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新高島駅のプラットホーム

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新高島駅のコンコース

元町・中華街駅は「地上の人類文明が滅んでもまだ残党は地下に残って活動しているポスト・アポカリプス」的な雰囲気が、新高島駅は「闇の組織の本部に地下から潜入している」雰囲気を味わうことができる(いずれも個人の感想)ので横浜に来たときは是非この2駅に足を運んでみてはいかがだろうか。

それでは今回はこの辺で。