SHIINBLOG

年末調整

大学図書館の中はガンガン暖房が焚かれているため乾燥しすぎてあっという間に喉が渇いてしまう。飛行機内並に暑い。しかし、他に逃れようと思っても大学が位置しているのは多摩の奥地で周辺には何もないので図書館に逃げ込むしかないのです。本当に文明から隔絶されている土地です。

 

 

 

 

今年もあと少しで終わってしまいますが、先日振り返ってみたら私は(通過したのみも含むと)今年は25の都府県に行ったようです。そのほとんどが春・夏に青春18きっぷを使って行きました。今年の冬も青春18きっぷの発売の時期になりました。

 

青春18きっぷというのは11,850円でJR線の全線の普通・快速列車が乗り放題というきっぷで(例外や諸規則あり)、5回分に分かれているので1人で5日使うこともできれば5人グループで1日使うこともできます。鈍行列車でチンタラ、貧乏旅行をするのには丁度良いきっぷなのです。

 

話は変わりますが、私が初めて一人旅をしたのは中学2年の夏休みでした。両親や祖父母にねだって切符を買ってもらいました。そのときは青春18きっぷではなく「北海道・東日本パス」というJR東日本・北海道の普通・快速が乗り放題のきっぷでした。

朝の6時頃に上野駅を発つ常磐線に乗り、一路北へ北へと鈍行列車を乗り継いで津軽海峡を渡って函館まで行きました。

 

時刻表とコンパクトデジタルカメラを持って駅から駅へとひたすら乗り継いでいく初めての一人旅は、途中マトモに観光もせずに傍から見れば何が楽しいのかと思われると思います。実際列車に乗っているばかりだったのですが。

しかし私は物心ついたときから好きだった鉄道に乗って北海道まで行くことはとても楽しかったし、思い出深いものになりました。それは最初の一人旅だったこともあるのかも知れない。

 

私がいつも思うのは、旅行は必ずしも観光することだけが目的ではないということです。どこかに旅行に行こうとするとよく人から「あの街には何もない」とか「あまり面白くはない」とか言われることが多い。

 

でも、旅行ってもっと無意味なものでもいいと思うんです。ただ単にどこの街に行ってみたいとか、どこの路線に乗ってみたいとかいう純粋な理由だけで。景勝地や名所を観光するということを意識しすぎると却って自分の行動が束縛される気がしてならないのです。

 

いや、観光することがいけないこととは全く思いませんよ、念のため。

 

最後に、もし(トチ狂って)気が向けば、青春18きっぷを使ってどこかへ旅行してみてはどうでしょうか。時刻表を片手に持てばどこへだって行けます。ただし、足腰にダメージが来ることは覚悟しておくべきだとは思います。

 

 

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今年の冬は九州か四国、いっそのこと雪の北海道に行ってみたいのですが、あいにく財布の事情がそれを許さないもので…………