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【国道16号線シリーズ Vol.3】野田

今回は千葉県の野田市である。

【前回の記事】

mineharu.hatenablog.jp

 

 船橋駅から東武野田線(アーバンパークライン)に乗って、野田市駅で下車する。

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野田市駅で下車する。

駅のプラットホームに降りるとまず、大豆の炒ったような匂いがたちこめているのに気が付いた。なぜなら、読者の方もご存知かも知れないが、ここ野田市は醤油の産地として広く知られているからである。

野田市の醤油で最も有名なのがご存知「キッコーマン」で、江戸時代創業の8家が合併してできた野田醤油株式会社を前身とする会社である。

キッコーマンは国内シェア30%・世界シェア50%と国内外で高いシェアを誇る醤油

メーカーである。戦前から現地邦人向けなどに海外展開をしていたが、1957年からはアメリカにおいて現地人向けに本格展開し、米国におけるキッコーマンの営業マンであった日系人のタム吉永が考案した「照り焼き」はアメリカ人に大いに受け入れられた。キッコーマンは日本の食文化を海外に受け入れられるきっかけを作った企業であるのだ。

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キッコーマン本社工場

野田が醤油の街となった要因はいくつかある。

まず大消費地の江戸(東京)に近いということ、また江戸川や利根川に囲まれ舟運の便が良いということだ。また利根川の東側は古くは大豆や小麦の産地で、江戸川の下流には行徳塩田があるなどの醤油を製造する上での条件がすべて揃っていたのが、野田が醤油製造で栄えた所以である。

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横内交差点付近

国道16号線を15分程北西に向かって歩くと野田市役所に着く。

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野田市役所

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野田市役所内の特産品コーナー

野田市役所の1階にある特産品コーナーにもキッコーマンの商品が展示されていた。特産品コーナーにはこの他にもコカ・コーラの工場が市内にある関係でコカ・コーラ社の商品が展示されているなどされていた。

 

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横浜(高島町交差点)から121キロポスト

今回はまだ未乗区間だった東武野田線に乗るという目的も兼ねていた。野田には初めて来たが、歩いてみて北部の関宿地区にも足を運んでみたいと思った。

 

それでは今回はこの辺で。