以下の通り、3月8日に国道16号線を一周走破をした。
- 1.上星川二丁目交差点→三崎港
- 2.三崎港→原岡海岸
- 3.原岡海岸→ジョイフル本田 千葉ニュータウン店
- 4.ジョイフル本田 千葉ニュータウン店→ラーメン二郎 川越店
- 5.ラーメン二郎 川越店→上星川二丁目交差点
1.上星川二丁目交差点→三崎港
環状二号線から6:45頃に上星川二丁目交差点に入り、今回の16号線一周を開始した。
16号線の横浜市中心部の区間はいわゆる「16号線らしい」大規模商業施設が立ち並ぶ区間ではなく高層ビル街の中を抜ける区間である。
高島町交差点は上星川方面から侵入すると右折し磯子方面に抜けることができない(そのまま一周することができない)ので、一旦横浜駅東口方面からUターンをする必要がある。
横須賀市に入り横須賀海軍基地に近づくと在日米軍のYナンバー車をちらほら見かけるようになる。
ちなみにこの馬堀海岸の周辺は先日歩いたばかりである。(下記のブログ記事を参照されたい。)
7:30頃に神奈川の16号線最南端である走水交差点を通過、ここからは少し16号線を外れて、朝食の為に三浦半島の南端の三崎港まで走る。
8:30頃に三崎市
水産物地方卸売市場に到着。
卸売市場の2階には「魚市場食堂」があり、海鮮料理を食べることができる。市場にあるという関係から朝の6時から営業している。
私は「カキフライと市場の刺身定食」を注文した。カキがとても美味しくて最高だった。
2.三崎港→原岡海岸
三崎港から久里浜に引き返し、久里浜港から東京湾フェリーで浦賀水道を横断する。
東京湾フェリーは三浦半島の久里浜から房総半島の金谷までを40分かけて結ぶカーフェリーである。自動車専用道路の東京湾アクアラインの開通によって存在感は低下したものの、未だに一定の利用がある。
あいにくの天候だったためフェリーが運航しているのか多少心配だったが、問題なく航行していたので安心した。
運賃は軽自動車の航送運賃(軽自動車:3200円)+旅客運賃(大人:800円)が徴収される。
悪天候の割には乗客はそこそこ乗っていたという印象だった。
ひと昔前の転換クロスシートのような客室と上の写真のホテルのラウンジのような客室があった。大きいフェリーなので殆ど揺れることもないのでとても快適だった。
10:20に久里浜港を出港し11:00に金谷港に接岸した。
本来であれば金谷港から鋸山登山道路を通って鋸山に登る予定であったが、悪天候で視界が悪いことから予定変更して南房総市の原岡海水浴場に向かった。
全行程中この原岡海水浴場に寄ったときが一番風雨が厳しかった。
原岡海水浴場はコマーシャルで有名な熊本県の「長部田海床路」などのように海に突き出た電柱が特徴的な海岸である。
天気の良い夕暮れ時は最高の景色が拝めるだろうと感じた。
3.原岡海岸→ジョイフル本田 千葉ニュータウン店
原岡海岸から国道16号線に戻る。
途中竹岡で竹岡式ラーメンの「梅乃家」で昼食を取った。
以外にも待ち人数が多かったので、30分程待って入店した。
チャーシューは食べ応えがありとても美味しかったが、肝心の麺が乾麺であったのが残念だった。
千葉県側の最南端富津交差点から程近い富津公園に立ち寄った。
富津公園の西端にある富津岬には展望塔があり、最上部からは東京湾を望むことができる。悪天候のため視界は悪かったが、かつて首都防衛のために建設された砲台跡である第一海堡は見えた。天気の良いときに再訪したいと思った。
16号線の富津市~千葉市付近は石油化学コンビナート地帯を走る。進行方向左手にはずっとコンビナートの煙突が見えて迫力があった。
千葉市街を抜けた辺りからいわゆる「16号線らしい」大規模商業施設や外食チェーンが沿線に目立つようになってくる。
特に目立った外食チェーンはいずれもラーメンチェーンの「山岡家」と「田所商店」でここからの道中で何度も目にすることになった。
白井市の小室まで来て、16号線を一旦離れ国道464号線に入り千葉ニュータウン方面に向かった。国道464号線は鎌ヶ谷市から千葉ニュータウン付近までは一般道路部と自動車専用部(北千葉道路)が並行して走っているという全国的に珍しい区間である。
千葉ニュータウンは国道464号線沿いに大規模な店舗がいくつも連なっていて16号線沿いとはまた違った景観を生み出していた。
確かに16号線沿いにも大規模な商業店舗が多く建っているが、ある程度走るとあまり店舗が建っていない空白地帯が現れる。しかし千葉ニュータウンは東西数kmの範囲の道路の両側にいくつもの大型店舗が集まっていて、車で一回りするだけで一日が終わってしまいそうなほどに感じるのだ。
これほど充実していれば都心部に出る必要はほぼないのではないかと思った。
ジョイフル本田千葉ニュータウン店はその一角にある大型ホームセンターである。
店舗は端から端まで歩くと400m程もあるかなり大規模なホームセンターである。
その規模からも度々テレビ番組で取り上げられる店舗だそうだ。
流石に店内の品揃えも他を圧倒する充実さで好きな人は1日時間を潰せるのではないかと思った。
4.ジョイフル本田 千葉ニュータウン店→ラーメン二郎 川越店
16号線を走っていると分かったのは特に高速道路の出入口と繋がる地点の近辺に大型店舗が集中しているということである。
柏インターチェンジの付近には大規模なショッピングセンターである「アリオ柏」がある。一方、岩槻インターチェンジ付近にはいわゆるラブホテルが集中している一角があり、さながらアメリカのラスベガス・ストリップのようであった。
日が暮れて夜になっても沿線には大型店舗が立ち並んでいるので走っていて退屈はしない。上の写真に写っているように山岡家をはじめとするラーメンチェーンの他に16号線沿いに多い店舗は自動車のディーラーである。しかも自動車ディーラーは1つのメーカーの店舗ではなく複数のメーカーのディーラーが競い合うように隣り合って並んでいることが多かった。
川越市に入り、20:00頃にこの日の夕食のラーメン二郎川越店に到着した。
30分程の待機時間で着席、着丼した。トッピングは限定でタマネギのものがあったので注文、個人的に限定モノのトッピングには滅法弱い。
大見得を切ってヤサイをマシマシにコールしたので、後半になってからボディーブローのようにお腹に効いてきて精神力との戦いになったが、とても美味しく最近食べた二郎の中で最高の出来だったと思う。
5.ラーメン二郎 川越店→上星川二丁目交差点
さて、二郎をしばいたところで最終コーナーを回ってスタート地点の横浜に戻ることになる。
埼玉から神奈川にかけては防衛関連の施設が多い。埼玉の入間市などにまたがる航空自衛隊入間基地、東京都の瑞穂町や福生市にまたがる米軍横田飛行場、神奈川県相模原市の米軍相模総合補給廠が代表的である。
横田飛行場の周囲では英語で書かれた標識が建ち、基地内で軍のパトロールカーが巡回しているのが見えた。
東京と神奈川の都県境は旧道と新道(八王子バイパス)に分かれる区間で、我々は旧道を通って神奈川県相模原市に入った。
この付近は以前に徒歩で訪れたことがある区間だ。
実際に歩くのと自動車で走ってみるのとでは違った視線で街を眺めることができるので楽しい。と、なると16号線の全区間を徒歩で制覇することが求められるのか……?流石にそれは気が遠くなりそう……せめて自転車であればできないこともなさそうだが。
東名高速道路の横浜町田ICからは保土ヶ谷バイパスと旧道に分かれる。こちらも我々は旧道を通って横浜市方面に向かった。
そして23:30頃に上星川二丁目交差点を再び通過し、国道16号線341.1km(実延長 326.2km)を完走した。
今回のドライブの目的は私の大学の卒業論文の調査の一環という大義名分の下で実行されたのであるが、新たな発見の連続でとても新鮮な経験になった。
自動車運転免許を持たない私に代わってずっと車を運転していただき、色々とお世話を焼いてくださったぱくちーさん(Twitter:@jre233fuji)には大変感謝しております。
ありがとうございました。
それでは今回はこの辺で。