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川崎港海底トンネル人道

川崎港海底トンネルは川崎市川崎区の千鳥町と東扇島を結ぶ全長1,165mの水底トンネルで1972年に着工、79年に完成した。

トンネルの建設に際しては周辺は船舶の通行が多く、地形も軟弱であったため難工事になったという。

水底トンネルのため深夜を除き危険物積載車は通行禁止となっている。

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トンネル入り口にある危険物積載車通行禁止の標識

川崎港海底トンネルは開通当時は一般車両の通行が禁止されていたが、1992年に川崎市港湾振興会館(川崎マリエン)が開業したことにより、一般車でも通行ができるようになり人道トンネルも開通した。

日本で歩行者が通行できる水底トンネルはここの他に山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ国道4号線関門トンネル人道、愛知県半田市衣浦港トンネル、富山県黒部市の黒部港の海底遊歩道の4か所でこの川崎港海底トンネルが最も長い海底人道トンネルとなっている。

私は今回千鳥町側からトンネルに入った。

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千鳥町側にある換気施設

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千鳥町側の歩道トンネル入口

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トンネルに下りる階段

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階段の中ほどにある気圧調整のための自動扉。開放されていた。

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トンネルに下りる階段

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トンネル内部

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車道部に繋がる避難扉。

トンネルは東成田駅の連絡通路のそれを思い起こさせる(過去記事を参照されたい)ものがあるが、あそこより薄暗くてじめじめしている。向こう側まで延々続く通路は迫力がある。「ここは歩行者専用道路です。自転車は押してください。」というテープが一定の間隔でスピーカーから流れてくるのでやはり不気味であった。

しかし、私が歩いていると3台ぐらいの自転車が東扇島方面から通ってきたがみな自転車を漕いできたので徹底されている訳ではないらしい。

 バスでここを訪れる際は川崎駅東口から川崎市バス「川05系統 東扇島循環」に乗って「JERA川崎火力発電所前」で下車するのが近い。なぎさ公園という公園を通った先に千鳥町側入口がある。

今回は都合上東扇島まで行かずに途中で引き返してきてしまった。今度は海底トンネルを越えて川崎マリエンまで行ってみたい。

 

それでは今回はこの辺で。

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