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Perfume 9th Tour 2022 "PLASMA" さいたまスーパーアリーナ公演 感想

※一部セットリストの曲に触れる内容があります。

私の"PLASMA"はまだ始まっていなかった。

コロナ禍以降ライブに行っていなかった私にとっては今回は2年振りのライブ参加となった。もっと言うとPerfumeワンマンライブは2018年11月のFUTURE POP札幌公演以来だったので実に4年振りとなる。

今年の5月下旬にTwitterのフォロワーの方から連番のお誘いがあったので、今回埼玉公演2日目の10月30日の公演に参加することができた。

2020年2月の東京ドーム公演千秋楽に行く予定が土壇場で中止になってから、コロナ禍に突入しライブというもの自体から遠のいていたので、久しぶりのPerfumeのライブに期待感が高まった。

mineharu.hatenablog.jp

それからライブ当日までの5か月間はライブの日を一日千秋の思いで待ち続けるだけの生き地獄と化した。

ライブの1週間ぐらい前から何も手が付かなくなりライブに参加するときの感覚をなんとなく思い出しつつあった。

 

今回のアルバム"PLASMA"は全体的にいいなと思わせるような曲だったので(その反面、前回のアルバム"FUTURE POP"は個人的には微妙だという評価をしている)ますます今回のライブに期待していたのは事実である。ただ、ネガティブなことを言うならば新曲が5曲というのはちょっと少なかったかなと感じた。それでも、こんな難しい世の中で新しいアルバムを出していただけるのは、ファンとしてはこれ以上ない喜びである。

 

ライブ当日の朝は当然の如く6時に起床。8時には家を出て山手線界隈で電車を撮りながらグダグダしていたら、新橋の駅で時計が10時を指していることに気づき、慌てて宇都宮線の列車に飛び乗り大宮へ向かう。

連番者とは別のTwitterのフォロワーと、大宮公園ラーメン二郎で景気づけの二郎を食べる。彼とは2年前の東京ドーム公演の前にも会って食事をしていたので「あれから2年か…」みたいな話をしながら列に並ぶ。

大宮公園二郎

二郎の後はさいたま新都心駅の東側にある造幣さいたま博物館に行って時間を潰すなどこの時点で充実した週末を送ることができた。(造幣さいたま博物館は入場無料で記念硬貨や勲章の展示を見ることができたり、平日は工場見学コースが開放されたりしているのでかなり良いと思いました)

 

二郎連番の彼とは一旦別れた。今回のライブ連番者は、ちょっと開演ぎりぎりに到着するらしい。

私は3:5:6:9Tシャツの上に、トレーナーを着てぐるんぐるんトートを持ってきていたのだが、会場付近を歩いているとJPNのウィンドブレーカーを着ている人が結構いたので「あー、あのシャカシャカ着てくればよかったな…」と後悔する。しかし私には当然そんな心の余裕はなく、初めて参加したワンマンライブである3:5:6:9Tシャツと7年選手のぐるんぐるんトート(ちなみにぐるんぐるんには参加していない)を持ってくることだけで精一杯だったのである。もっと言うと、タオルも忘れていた。

 

今回の連番者と合流し、いよいよ会場に入場する。

今回のライブも、入場ゲートで前もって発行したQRコードを読み取って、座席指定券を出すまで席番が分からない。緊張の一瞬である。

連番者と2人で「せーの」で座席指定券を見る。「スタンド席200レベル」と書いてあったので一瞬心が曇りかけたが「1列」と書いてあった。スタンド席1列目である。

さいたまスーパーアリーナには初めて入ったので『仮面ライダー電王』に出てくる「ターミナル」そのままの通路に興奮しながらいよいよ場内に入る。

私たちの席はアリーナの四辺の頂点に近い場所のスタンド席だったので、存外にセンターステージがよく見えてよかった。

「俺が座っている席が最前だ」の精神でいくことが肝心である。

Perfumeのライブの前はいつも緊張するのだが、今回は殊更に緊張した。連番者に「Perfumeのライブに4年も待ったから格が違うんだ」と謎の自慢をしていると影アナが入った。コロナ禍以前は影アナが入ると場内がどよめいたものだが、今回は一瞬で場内が静まったのが面白かった。

 

ライブが始まったら、いつもの、整備された音響機器から馬鹿でかい音量でPerfumeの音を摂取するあの感覚が戻ってきて、多分中枢神経系に何らかの危険な物質が分泌されてると思う。

 

アルバムのライブなのでアルバムの曲をやるのは当然の話なんだけれど「ナチュラルに恋して」と「Party Maker」を見ることができただけでチケット代の11,000円の元は取れるライブだったんじゃないのかな。

あと、声出しができない中でも完璧にPTAのコーナーをやったのは流石Perfumeさんって感動した。バイト君の目の前で栗拾いをしたのは流石に気が引けたが、ライブ中なので気を抜かず全力でやらせていただきました。

 

最後の方であ~ちゃんが「10年前にここ(さいたまスーパーアリーナ)に立ったときは10年後もやってるとは思ってもみなくて…もうちょっといける、まだいけるってやってたらこの年になってて…だから私たちもまだまだ走り続けていこうと思います」というようなことを言っていて、ここ数年は「私たちのこと見捨てんといてね」みたいなMCが多かったのでPerfumeも吹っ切れてきたんだなと胸が熱くなった。

 

最後に参加したライブが声出しNGだったっていうのは余りにも寂しいので、Perfumeさん、お願いなのでまだまだ頑張ってください。一介のおたくからの願いです。

 

最後になりますが、今回現地で会ってくださった方、私に代わってP.T.A.枠でチケットを取ってくださった連番者の方、ありがとうございました。

私もインターネット諸氏には及びませんが、今年でPerfumeファンになって8年ほどになります。私がPerfumeファンを続けられたのもひとえに皆さんのお陰です。この場を借りて感謝を申し上げます。

そして、またライブがあれば非P.T.A.会員の私にお誘いをいただけると幸いです(他力本願)。

本当にありがとうございました。