去る3月2日から6日まで、青春18きっぷを使って四国・九州方面に旅行しました。
私が青春18きっぷを使って旅行をするのは、昨年の9月上旬に紀勢本線で紀伊半島を一周したとき以来になります。
前置きはさておき、早速本題に入ります。
1日目(2018年3月2日)
1日目は横浜を発ち、神戸港から出航する夜行フェリーに乗ります。
根府川駅の日の出
東海道本線普通
横浜 5:28発→小田原6:21着
小田原6:22発→熱海6:45着
熱海駅からはJR東海の管轄内に入ります。熱海駅から浜松駅までは2時間半ほど走行する、今回の旅の初めての長距離の乗車区間です。
東海道本線普通
熱海6:49発→浜松9:19着
浜松9:23発→豊橋9:56着
東海道本線快速
豊橋10:03発→名古屋10:58着
名古屋からは関西本線経由で京都方面に向かいます。
関西本線快速
名古屋12:06発→亀山13:09着
関西本線普通
亀山13:14発→加茂14:35着
亀山から西はJR西日本の管轄になります。また亀山-加茂
間は非電化区間のためディーゼルカーのキハ120形が運行しています。
加茂発14:45→木津14:52着
木津15:01発→宇治15:24着
奈良線普通
宇治15:29発→稲荷15:49着
伏見稲荷大社は京都市の南にある、全国に3万社あるといわれる稲荷神社の総本社です。創立は和銅年間(708年-715年)だと伝えられています。
近年では外国人観光客からの人気が高く、「外国人に人気の日本の観光スポット」では2015年から4年連続で1位を獲得しているほどの人気観光地となっています。
私が訪れたときも、かなり多くの外国人観光客がおり、日本語が聞こえてくることの方が少ないと感じる程でありました。
伏見稲荷大社は神社の裏の稲荷山全体を神体にしていて、山の頂上の一ノ峰には末広大神がまつられています。ふもとから山の頂上まで登るのには30~40分程かかります。
山の頂上まで登って降りるのに2時間弱はかかったので意外ときつかったという印象でした。
京都駅に向かいます。
京都駅からは市営バスに乗り、昨年開店したばかりのラーメン二郎京都店に向かう予定でした。が、しかし不運にも臨時休業だという情報を入手、思わず落胆しました。ここまで来たのに。
仕方がないので山崎駅で阪急線に乗り換え、下新庄駅に向かいます。
代わりに私が向かったのは「ラーメン荘 歴史を刻め 下新庄本店」です。
二郎インスパイア系ラーメン店として関西方面では人気の店舗で、私も列に並んでから着席するのに1時間弱はかかりました。
ラーメン・汁なし(750円)
なかなか濃厚な味で食べごたえがありました。大変おいしゅうございました。
晩御飯に大満足しつつ、阪急で梅田に向かいます。
フェリーの出航時間までまだ時間があるので神戸界隈をぶらぶらします。
三ノ宮駅からフェリーターミナルに向かって歩いていくと、国道174号線を通ることになります。
この国道174号線というのは、日本一距離の短い国道でわずか187.1mしかありません。
なぜこのような短距離でも一般国道に指定されたかというと、法律の規定に関係があります。
1952年(昭和27年)に制定された道路法の二級国道の要件に「港湾法で特に規定された港、または建設大臣が指定する重要な飛行場、もしくは国際観光上重要な地と一級国道を連絡する道路」と定義されており、神戸港と国道2号を結ぶ道路がこの要件に合致するからです。
歩いて15分程でフェリーターミナルに到着。
ジャンボフェリー
2,590円
1日目はフェリーの中で夜を明かします。
高松までは2,590円と割安な価格設定でとても便利です。そのリーズナブルさが理由か、乗船前は30~40人ほどが列を作って乗船を待っていました。
桟敷席(カーペット敷きで寝転がることができる席)が1部屋あるのですが、そこは埋まってしまったので、ボックス席で足を伸ばして寝ることにしました。
眠れるかどうかについてはあまり期待していなかったのですが、いざ乗ってみると想像以上に快適だったのであっと言う間に眠ってしまい、目が覚めたのは接岸の20分ほど前でした。
2・3日目(2018年3月3日、4日)
4日の5:15に高松港に到着し、2日目は豊後水道を越えて別府まで向かいます。
予讃線普通
高松6:13発→伊予西条9:01着
伊予西条9:30発→松山11:35着
松山では少し時間があるので、市内電車を使って道後温泉まで向かいます。
松山駅から300m程東にある大手町駅前電車停留所には、全国でも珍しい平面交差(ダイヤモンドクロス)があります。
このダイヤモンドクロスは伊予鉄道高浜線と伊予鉄道大手町線が交差し、鉄道の線路と軌道の線路が交差するのは日本でここと古町駅のみとなっています。
道後温泉は4000年の歴史を持つといわれ、日本で最古の温泉ともいわれています。
596年には聖徳太子が来湯したことが伊予国風土記に記されています。
写真の道後温泉本館は1894年(明治27年)に近代和風建築として建てられたもので国の重要文化財に指定されています。
・神の湯(階下)大人410円
温泉の浴槽がとても深く、完全に尻を着いて入ることができませんでした。
松山から八幡浜に向かい、宇和島運輸フェリーで豊後水道を渡ります。
松山14:36発→八幡浜16:41着
下灘駅付近を走行
八幡浜駅の「別府連絡」の案内
八幡浜駅から歩いて20分程でフェリーターミナルに着きます。
宇和島運輸フェリー
2等船室(3,100円)
豊後水道を渡り別府まで3時間弱の船旅です。
時間帯もあってか高松行のフェリーと打って変わって船内はガラガラでした。
ほぼ定刻に別府国際観光港に着岸。
こうして九州に上陸しました。人生初九州です。
2日目は別府で1泊します。宿泊地に荷物を預けて市営浴場に行きます。
竹瓦温泉という別府市の共同浴場です。創設されたのは1879年(明治12年)で、この写真の建物が完成したのは1938年(昭和13年)です。
わずか100円で入湯することができるので非常に手軽です。
夕食は商店街のラーメン店。大盛700円ぐらい。
翌日、日豊本線で博多を目指します。
日豊本線普通
別府6:58発→中津8:18着
中津8:24発→門司港9:50着
大神-杵築間の朝靄
鹿児島本線快速
門司港10:17発→博多11:43着
横浜を出発し、3日目にして博多駅に到着しました。
福岡市営地下鉄空港線で姪浜駅まで向かい、渡船で能古島へ行きます。
駅から徒歩20分程で渡船場に着いたのですが、丁度渡船が出航してしまった後で1時間待つ羽目に。
能古島に上陸し、徒歩で展望台を目指します。
しかし、延々と30分程急な坂を登り続ける道のりであるので、かなりの疲労を覚えました。展望台の下までは島内を縦断するバスが出ているのでそれを使うことをお勧めします。
展望台から福岡湾・能古島方面を見る
福岡市街方面を見る
展望台は非常に眺めが良い場所で来る価値はある場所だと感じました。
夕食は天麩羅処ひらお大名店天ぷら定食(770円)
770円という価格で揚げたての天ぷらを食べることができるのは非常に満足。おいしかったです。
4日目(2018年3月5日)
この日は博多駅を出たときから雨が降っていて、大阪までのほとんどを電車の中
で過ごしました。ただ、山陽本線を乗り継ぐだけになってしまいました。
鹿児島本線普通
博多5:23発→小倉6:51着
小倉7:10発→下関7:24着
山陽本線普通
下関7:42発→新山口8:49着
新山口9:27発→岩国11:18着
岩国11:23発→糸崎13:38着
糸崎13:40発→相生16:17着
相生16:18発→大阪17:43着
豚玉+豚モダン、白ご飯 1500円ぐらい
流石に食べ過ぎかと思ったが大満足。ごちそうさまでした。
最後の宿泊地、京都。
最終日・5日目(2018年3月5日)
さて、ついに最終日になりました。
この日は天気が回復したので、寄り道して中央本線を回って東京方面に向かうことにします。
東海道本線普通
京都発5:49→米原6:56着
東海道本線新快速
米原7:07発→名古屋8:24着
中央本線快速
名古屋8:30発→中津川9:44着
中津川10:00発→松本12:24着
松本13:29発→姨捨14:09着
姨捨駅で途中下車をします。
この姨捨駅は日本三大車窓(あとの2つは既に廃線となった根室本線の狩勝峠、肥薩線の大畑)の一つに数えられるほどの駅で、上り線ホームからは善光寺平が一望できます。
なおこの駅は通過式スイッチバック構造の駅になっていて、この駅に停車する普通電車は2度方向を変えて通ります。
姨捨15:08発→長野15:41着
長野電鉄長野線普通
長野16:08発→善光寺下16:12着
善光寺下駅はかなりレトロな雰囲気を醸し出す駅で、とても興味深いものでした。
駅のコンコース内に残っているMDの広告
徒歩10分程で善光寺に着きます
長野からは本格的に家路につきます。
長野17:11発→大月21:25着
この電車、なんと山梨県東部の大月まで4時間14分も走り続けるのです。
旅行最終日で疲労の溜まった私にとって4時間以上もロングシートに座っているのは非常に堪えるものでした。
中央線各駅停車
大月20:30発→八王子22:21着
横浜線各駅停車
八王子22:33発→菊名23:21着
これで今回の旅の行程は全て終了です。
上が今回移動した距離です。
総移動距離は徒歩で移動した距離を除いても2000kmを超えるものとなりました。
初訪問の愛媛県・九州を始め、多くの街に行くことができたので、とても楽しいものになりました。
去年と続き西日本を攻めたので次回は北日本に行きたいと漠然と考えていたり…