塩尻市木曾平沢重要伝統的建造物群保存地区
木曽平沢駅は松本駅から塩尻・中津川方面の普通電車に乗って40分程かかる。
塩尻市木曾平沢重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)は木曽山脈の谷間に位置し、古くから漆器を製造する職人が集まる集落だった。1602年に江戸幕府に中山道が整備されるとここで生産される漆器が日本中に広まって漆器の街として繁栄した。
江戸時代末期から昭和初期の漆工の建築が多く残っていることから、2006年に文化庁から重伝建に指定された。
早朝に訪問したということもあり、静かな町だという印象を受けた。惜しむべき点は無電柱化がなされていないところだろうか。しかし、木造の重厚な建築が並ぶ街並みは非常に趣があった。
木曾平沢の隣には奈良井という有名な宿場があり、土休日は木曾平沢との間で無料のシャトルバスが運行されているが、先述のように私は平日の早朝に訪問したため奈良井まで40分ほど徒歩で向かった。
奈良井は次の記事で。