SHIINBLOG

乃木坂5期

ここ数年来、本邦の女性アイドル界で最も人気で支持されているのは"坂道シリーズ"筆頭グループである乃木坂46であろう。

 乃木坂46秋元康氏プロデュースの「AKB48」の公式ライバルという形式で同氏プロデュースで2011年8月に結成されたアイドルグループである。
乃木坂46(以下、本稿では乃木坂と称する)についてはこの場で読者諸賢に審らかに説明する必要もないだろう。詳細に関しては公式ホームページやウィキペディアを参照されたい。
さて、ここからが本題だがこの度、乃木坂46新メンバー募集(5期?)を開始すると大本営発表された。

www.nogizaka46.com

乃木坂は現在、1期から4期が在籍している。先ほど「(5期?)」としたのは公式のアナウンスが現時点で「新メンバー」のみの表記で5期という表記がないためである。しかし本稿では便宜上新メンバーは5期と称することとする。

4期が加入したのが(オーディションは他の坂道シリーズである日向坂、欅坂(現櫻坂)との合同)2018年12月で、先のオーディションの最終で漏れた「坂道研究生」が「新4期」として加入したのが2020年2月であるため5期のオーディションはかなり早いなといった感想である。

確かに、ここ2,3年は主力メンバーのグループ離脱(卒業)が相次ぎ、新規ファン獲得のためにも新メンバーを入れようとする乃木坂の運営、大本営の意向は分からないものではない。オーディションをするとなると話題にもなるし、乃木坂の人気にあやかり、我こそはトップアイドルにならんとする年頃の女の子は本邦にごまんといるだろう。

しかし、一介のおたくである私としては思うところがない訳ではない(むしろ思うところがありすぎる)。

まず、グループ離脱者が増えている(これから更に増える可能性もある)のは確かだが、それにしても4期生を加入させてからあまりにも日が浅い。やっと4期生が軌道に乗りかけてきたところで5期生を投入したところでどうやって整合性を保つのか。4期生か、5期生かどちらかがおいてきぼりになってしまうことを私は危惧している。大本営としても、滑り出しでつまづいた2期生の二の舞を起こすのは避けたいはずである。

それに、新しいメンバーを取るのはいいとして、果たしてどのような子を最終的に選ぶのかという話である。
若くて(年齢が低くて)可愛い、美人な子を採用すればそれはそれは(言い方は悪いが)ロリコンのおたくくん達は諸手を挙げて喜ぶだろうが、しかしそれではどうしても面白味に欠けるんじゃない?と個人的には思ってしまう。


まぁ、そうだな、例えば全員楽器が使えて作曲ができる、とか全員めっちゃ賢くてクイズが得意とか、全員めちゃめちゃ演技が上手いとかそういう特色が欲しいかなとも思ってしまう訳である。全員同じ特徴でなくても勿論いいが何かしらの特色は欲しい。
勿論現在在籍しているメンバーがただただ顔が良いだけでそれ以外の取り柄がないと言いたい訳ではない。皆何かしら面白い点を持ち合わせていることは承知しているつもりである。
しかし、若くて可愛い、美人な子たちに話題性を頼ると、結局寄り付いてくるのはロリコンのおたくくん達なので金は落としてくれるだろうがやっぱり面白味には欠けると思うんだよね。まぁ何も30代とか40代を取れと言うつもりもないけれど。

アイドルグループはルッキズムを助長するとか、アイドルグループは未成年の少女を性的に搾取しているなどと言った不毛な議論をするつもりはないが、もっと社会の流れに敏感になってほしいとも思う。毎日のように何かしらのテレビ番組に出ている人気グループなら尚更である。
昨今、性的マイノリティやポリティカル・コレクトネス等、多様性(フワッとした言葉なのであまり使いたくはないが)を自覚することが求められている社会と、それまでの女性アイドルグループの在り方が余りにも乖離してはいないか再確認する必要があると考える。

私は日頃冗談半分で(半分本気で)、「アイドルグループは労働組合を結成した方がいい」と宣ってきたが、要はもっと社会的な存在になった方がいいということだ。
アイドルグループがストライキとか春闘とかやってる姿、見たくないですか?見たくない?そうですか……

極度に政治的になる必要はなくて、天皇陛万歳とか安倍政治を許さないとか言い出してもそれはそれでドン引きだけれどね……

さて、下らぬ話をウダウダと続けてきたが、乃木坂はそれまでアイドルらしいアイドルに全く惹かれなかった私がアイドルグループにハマるきっかけになった方々なので
ブログでアイドルの話はあまりしてこなかったんだけれども、珍しく筆が乗ってしまったので、お目汚し失礼いたしました。

それでは今回はこの辺で。